わたしからあなたへ~学校司書のよろず日記~

日々の事、本の紹介や学校図書館にまつわる事など、よろずの事を綴っています。

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『伝説のエンドーくん』と『 悲しくてやりきれない 』

伝説のエンドーくん 』 ( まはら三桃/小学館 )  読了

カーリルで開く

市立緑山中学校内のいたる所で目にする落書き。それは、『伝説のエンドーくん』にまつわる言葉。2年生6クラスの担任が、各章でそれぞれ軸となりスーリーは展開していく。

体育祭のクラス対抗リレーで優勝するために一人特訓させられる生徒。家族と別れ、世の中から愛というものを見失った学年主任。使用済み下着販売のアルバイトに興味を持つPTA会長の娘。自分の中に飼う魔物と戦う美術教師。etc...。

様々な事情を抱え、緑山中学校に集う大人や子どもたち。本書は彼らが、『 伝説のエンドーくん 』の言葉に触れ、他者との関わりの中で、自らが抱く暗部を認識し、光さす方向へと踏み出していく姿が描かれている。

学校内の描写や会話はリアルで、読みながら何度もうなずいた。
それにしても、著者が描いた1970年頃の中学生はおとなびてるなぁ...。
(実際もそうだったのかなぁ...。)
今の高校生の方がはるかに幼い。

著者である、まはら三桃さんは、大人でもなく、子どもでもない人たちの心にできた隙間を埋めてくれる歌として、ザ・フォーク・クルセダーズの『 悲しくてやりきれない 』という歌を作中で使っている。

これには驚いた!わたしも数年前にこの歌を知り、以来ずっとそう思ってきた。

古いけれど、わたしの大好きな歌!
まさかこの小説に登場するなんて!!
本当に驚き、嬉しかった!!!
あの切なく物悲しいメロディーと、答えを出してくれない歌詞。心と体の平衡を保とうとして、もがく思春期の気持ちにぴったり寄り添ってくれる曲。
(あの医学生が登場した時、フォークルの北山修先生が頭に浮かんだ...)

『悲しくてやりきれない』 ザ・フォーク・クルセダーズ
作詞:サトウハチロー
作曲:加藤和彦

            ♪ 胸にしみる 空のかがやき
              今日も遠く眺め 涙をながす
              悲しくて 悲しくて
              とてもやりきれない
              このやるせない モヤモヤを
              だれかに告げようか ♪



            
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Author:象を抱く人
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